関東地区代表:東京バンバータ

■関東地区代表決定戦レポート

 

11月6日(日)、立川市営球場にて関東地区代表決定戦の決勝が行われた。前日の準決勝では、NPO法人G-MAX(関東特別代表)と東京バンバータ(東京A代表)、Big☆B(千葉代表)と59’s(神奈川代表)が対戦し、東京バンバータとBig☆Bが勝利してこの日の決勝に進出した。

 

東京バンバータは、前身のマルハンドリームカップ2回目を機に結成された。様々な職業、経歴を持つメンバーが集まり、熊本浩志監督(40)のもと手堅い守りの野球を展開。2014年には、関西代表のインパルスを下し全国優勝を達成している。

 

熊本監督はこれまでの代表決定戦を振り返り、「(関東地区は)いちばんの激戦区。過去に対戦してきた相手と当たることも多く、お互いのことをわかった上での勝負なので当然厳しくなるが、失点しないことだけは常に気をつけている」とコメント。決勝戦に向けては「これまでと同様厳しい展開になると思うが、とにかく粘り強く戦いたい」と意気込みを語った。

 

対戦するBig☆Bも、2011年に全国優勝を達成した強豪チーム。代表者である真通浩光選手(32)の中学時代の野球部の同期で2002年に結成され、その後は活動拠点である千葉県流山市の高校・大学の同級生の間で輪が広がっていった。かつてライバルチームに所属していた中須健太郎選手(32)も、真通選手と同学年という縁でチームに加入し、今ではBig☆Bの戦力の柱になっている。

 

真通選手は、「(代表決定戦は)厳しい戦いになるとは予想していたが、決勝に上がることが目標だったので、そこは達成できてよかった」と語り、東京バンバータとの決勝については「何回も対戦しているので、うちのチームのことはよくわかっているだろうし、うちも(相手チームのことを)わかっている部分もある。あまり自分たちの野球にこだわらず無心で臨み、その結果として勝ちに行きたいと思っている」とコメントした。

 

試合は1回表、Big☆Bの1番・梅田がレフト前ヒットで出塁するも、東京バンバータのピッチャー亀谷が続く打者をピッチャーゴロ、センターフライ、セカンドゴロに抑える。その裏、東京バンバータは1アウトから2番・田中がフォアボールで出塁するもけん制でアウト。続く3番・千田もセカンドフライに倒れ、この回両者得点ならず。

 

2回表、Big☆Bの攻撃は1アウトから6番・東がライト前ヒットを放つも、後続が三振、ファーストゴロに倒れる。その裏、東京バンバータの攻撃は1アウトから5番・本池がフォアボールで出塁。続く6番・高橋の打球はBig☆Bのピッチャー中須の頭上をわずかに超えて内野安打に。しかし、7番・山村がファウルフライ、8番・亀谷がセンターフライに倒れ、得点につながらず。

 

3回表、Big☆Bは三者凡退。その裏、東京バンバータは9番・廣崎がレフト前ヒットを放ち、1番・山田のサードゴロの間に廣崎はサードへ。1アウトから2番・田中がフォアボールを選び、3番・千田のピッチャーフライの後に4番・米山がデッドボールで出塁するが、5番・本池がレフトフライに倒れ得点なし。

 

4回表、Big☆Bの攻撃は3番・酒井がセンター前ヒットで出塁。4番・植手のゴロをサードが捌くが、セカンドへの送球がセーフとなり、Big☆Bはノーアウト1-2塁のチャンスを迎える。しかし、5番・矢沢がピッチャーゴロを放ちセカンドはフォースアウト。ランナー植手がセカンドへの走塁時に守備妨害を取られ2アウト3塁となり、6番・東が三振に倒れてチャンスを活かせず。その裏、東京バンバータは三者凡退。

 

Big☆Bの中須、東京バンバータ亀谷の好投で5回は両者とも三者凡退。6回表、Big☆Bは1番・梅田がフォアボールで出塁するも、続く三者はそれぞれキャッチャーフライ、見逃し三振、ファーストフライに倒れる。その裏、東京バンバータの攻撃は1アウトから4番・米山がゴロを放つがショートの送球が間に合わず内野安打となり、その後盗塁。1時間半のタイムリミットが迫りサドンデスになるかと思われたが、続く5番・本池がライト前にサヨナラヒットを放ち、膠着していた試合は一瞬にして決着がついた。

 

東京バンバータの熊本監督は、「しんどかった。(Big☆Bのピッチャー)中須君の闘争心を強く感じ、相手ながらさすがだなと感じながらもなんとか攻略しなければと思っていた」と、勝利に安堵の表情。沖縄への意気込みを尋ねると「苦しい試合が続くと思うが、失点だけを注意して二年ぶりの全国優勝を目指したい」と昨年のリベンジを誓った。

 

敗戦したBig☆Bの真通選手は試合を振り返り、「4回のビッグイニングでのチャンスを活かしきれず、流れをつかむことができなかった。今回はチームのプライドをかけて戦ったので絶対に負けたくなかったが、こればかりは試合なので仕方がない。(来年の出場など)今後のことは追々ゆっくり考えたい」と悔しい思いを吐露した。

 

大会公式ライター 岡田真理