東海地区代表:JUWNES

■東海地区代表決定戦レポート

 

10月8日(土)、名古屋市のパロマ瑞穂野球場にて東海地区代表決定戦が開催された。
この日は、準決勝で赤坂UNITEDもり鍼灸接骨院(岐阜ブロック代表)とJUWNES(愛知ブロック代表)
NSインフィニッチ野球軍(三重ブロック代表)とSHIMADA(静岡ブロック代表)がそれぞれ対戦。
勝ち上がったJUWNESとNSインフィニッチ野球軍が決勝で対戦した。

 

JUWNESは今から9年ほど前、前身のマルハンドリームカップが始まった頃に発足し、第2回大会から出場。
今回は愛知大会4回目の優勝であり、東海地区代表決定戦でもこれまで優勝2回、準優勝1回という実績を誇っている。

 

奥川儀一監督(44)はNSインフィニッチ野球軍との決勝に向けて「対戦したことはないけど知っているチームなので
やりづらい部分もあるが、自分たちの野球をしっかりやっていくだけ」とコメント。
「ここまで来たからには絶対に全国大会に進みたい」と意気込んだ。

 

対するNSインフィニッチ野球軍は、今回の大会に出場するため、これまで交流のあった3チームで急遽結成された。
即席チームではあるものの、短期間で抜群のチームワークを構築することができているという。

 

吉川達雄監督(40)は準決勝について「(静岡代表は)強かった。気を引き締めて全力で戦った」と振り返り
決勝で戦うJUWNESについては「愛知県を代表するチームで、全国でも実績がある。
チャレンジャー精神でぶつかっていくしかないので、勝ち負けを考えるよりも相手が嫌がることをやっていく」と語った。

 

試合は1回表、NSインフィニッチ2番・市戸がデッドボールで出塁するも、3番・尾関のショートゴロでランナー市戸がアウト。
その後尾関が盗塁を決めるが、この回は無得点。その裏、JUWNESもデッドボール、二者連続フォアボールと出塁が続くが得点ならず。

 

2回表、NSインフィニッチは1アウトから6番・山田がセンター前ヒットを放つが、続く7番・田岡がショートゴロに倒れ併殺。
3回表にも9番・清水が1アウトからレフト前ヒット、1番・近藤が内野安打で繋ぐが、その後はピッチャーゴロとファーストゴロで得点なし。

 

3回裏、JUWNESが1番・上戸のセンター前ヒット、2番・大澤のデッドボール、3番・宮林の内野安打で
ノーアウト満塁となるが、続くクリーンアップがそれぞれショートフライ、サードゴロ、セカンドゴロに倒れチャンスを活かせず。

 

しかし4回裏、7番・市川の代打・大島がエンタイトルツーベースを放ち、9番・松本のセンター前ヒットの間に
代走・山田がホームインし1点を先制。続く5回も3番・宮林がエンタイトルツーベース、5番・木全、6番・福崎が二者連続でライト前に大きな当たりを放ち2点追加。NSインフィニッチは5回から7回までいずれも三者凡退で反撃ならず。
JUWNESが力の差を見せつけ、3-0で勝利した。

 

東海代表の座を勝ち取った奥川監督は、「決勝ということで変な緊張感があった。
3回にノーアウト満塁で1点も取れなかったので嫌な雰囲気もあったが、4回に最初のバッター、43歳の大島選手があの場面で打ってくれて1点をもぎ取ることができ、そこからはいい流れに乗れた。全員野球で勝ちをもぎ取ったと思う」と試合を振り返った。

 

全国大会に向けては、「常にそこを目標にやってきた。行くのがゴールではなく、行って勝てるように、これからさらに準備したい。
とにかく、“よそ行き”にならないように、名古屋人らしいいやらしい野球にこだわってプレーしたい。
それがしっかりできれば勝てると思う」と、全国優勝への熱い思いを口にした。

 

敗戦したNSインフィニッチ野球軍の吉川監督は試合後、「(JUWNESと対戦して)楽しかった。
なかなか勝つのは難しいとわかっていた。ここまで来られただけで十分。自分たちが持っているものを全部出し切ったので、悔いは何もない。すがすがしい気持ち」と晴れやかな笑顔を見せた。
来年については「このチーム体制でもう一度挑戦させていただきたい」と展望を語った。

 

この日、大会の一環で行われた子供向け野球教室には、元中日ドラゴンズの彦野利勝氏が講師として参加。
彦野氏はその後決勝を観戦し、「勝ち上がってくるだけあって、2チームともピッチャーもしっかりしているし
チームとしてまとまっている感じがあった。5回に2点とった際のライトオーバー2本は特に見事だった」と試合を絶賛した。

 

さらに「体さえちゃんとケアできていれば40代でも50代でも野球を楽しめる。こういう機会に大人が楽しんで野球する姿を見せれば
今後野球をやる子供も増えていくと思う」とコメント。東海代表となったJUWNESには「僕も愛知県出身。愛知のチームが全国に進むのは嬉しい。
名古屋人ならではの“こっすい(ずる賢い)”野球、つまり頭脳プレーでしつこく粘る野球をぜひ見せてほしい。
全国大会に行くだけじゃなくて、最後まで残って勝ち切って優勝旗を持ち帰ってほしい」とエールを送った。

 

大会公式ライター 岡田真理